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組み込みエンジニア注目の業界 「自動車」

未経験から
組み込みエンジニアになるには?

組み込みエンジニアは各業界で需要が拡大する職業ですが、その中でも自動車業界は業界自体が大きな変革の時代にあり、組み込みエンジニアの需要拡大が著しい市場。

実際に自動車業界で各メーカーの仕事を請け負う開発会社さんに話を伺いました。

監修株式会社アテック研修講師:武市さん
武市さん

1973年生まれ。技術士(情報工学部門)。大手自動車部品メーカーの研究開発部門で、システム(PC/組み込みソフト、電子回路)設計・開発を20年以上経験。未経験者にも分かる説明を心がけ、誉めることで相手のやる気を引き出します。

自動車業界でソフトウェアエンジニアが求められている

今、日本の大手自動車メーカーにおいても、ソフトウェアエンジニア・組み込みエンジニアの採用は重要な経営課題として認識されており、各社において採用のための施策、人材の育成施策が打たれています。

日本の大手自動車メーカーのソフトウェアエンジニアの採用・育成動向

トヨタ

2025年までに約9000人のリスキリング。2022年新卒採用からソフトウェア系人材の割合を例年の2倍に

情報参照元:トヨタ公式HP 統合報告書2022[pdf](https://global.toyota/pages/global_toyota/ir/library/annual/2022_001_integrated_jp.pdf))

ホンダ

2030年までに約1万人のソフトウェア人材の確保

情報参照元:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC18ANP0Y3A510C2000000/)

日産

2017年にソフトウェアトレーニングセンター(STC)を設立し、デジタル人材を育成。

情報参照元:日産公式HP(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC18ANP0Y3A510C2000000/)

なぜ「自動車業界」でソフトウェアエンジニアが求められているのか?

100年に1度の変革「CASE」

CASEとは、「Connected(コネクテッド)」「Automated/Autonomous(自動運転)」「Shared & Service(シェアリング)」「Electrification(電動化)」というモビリティの変革を表す4つの領域の頭文字をつなげた造語。
移動のための手段だった車は、シームレスに外部とつながり、より便利な機能を有するようになり、自動運転の需要の拡大、車を所有せずに利用する時代の変化、化石燃料から電気を利用する自動車など、自動車とはこういうもの。という固定概念を覆す変化が自動車業界では起こっており、その頭文字を取って「CASE」と呼ばれています。

Connectedアイコン
Connected

つながる

Connected(つながる)とは、クルマが外部と通信できる技術を指し、盗難防止や安全システム、自動運転などに応用されています。
既に多くのサービスが導入され、事故時の救助や自動運転支援に活用されています。
将来的には、自動運転の進化や電力管理にも役立つなど、大きな可能性を秘めており、クルマ業界を変革し、新たなサービスや広告の展開が期待されています。

Autonomousアイコン
Autonomous

自動運転

Autonomous(自動運転)は、自動運転技術のことを指します。
自動運転の段階は0から5まであり、レベル3は「条件付き運転自動化」を指し、運転主体はシステム。レベル4では「高度運転自動化」で、システムが主体となり、特定エリア内での運転が可能。
自動車メーカーだけでなく、IT企業も自動運転分野に進出し、アメリカのGoogle(Waymo)、Apple、IntelなどIT大手も参入。日本でもソフトバンクグループが自動運転技術への投資を行っており、スタートアップ企業やベンチャーも活発に活動しています。

Shared and Serviceアイコン
Shared&Service

シェア&サービス

カーシェアリングとライドシェアリングが普及し、クルマ所有から利用へのシフトが進行しています。
日本でも都市部を中心にカーシェアリングが普及し、サービス利用者は拡大していっています。
一方で、ライドシェアリング(相乗り)は、世界的には普及しているものの日本では「白タク行為」となり、普及は進んでいません。
クルマの価値が「所有」から「使用」へとシフトする可能性があり、自動車メーカーは単なる製造販売からモビリティサービス提供へ転換が求められていくかもしれません。

Electricアイコン
Electrification

電動化

電気自動車(EV)の普及は、脱炭素社会の推進として世界的に進行しており、電動化によるCO2排出の削減が目指されています。
EUとカリフォルニア州ではガソリン車やディーゼル車の販売禁止が決定され、電気自動車の台数は増加中。
日本もハイブリッド車や電気自動車の開発に積極的で、トヨタは新型電気自動車を展開し、電動化の方針を掲げています。電気自動車はコネクテッドと自動運転の実現にも寄与することが期待されています。

ECUの一覧 ECUの一覧

この変化において、自動車のソフトウェアにも変化が発生しており、自動車のECUの処理がより複雑化し、ソフトウェアエンジニア・組み込みエンジニアの需要は拡大しています。

監修者総括
これから自動車エンジニアを目指すなら、しっかりと経験を積むことがベター

自動車業界におけるソフトウェアエンジニア・組み込みエンジニアの需要は高まっており、これから自動車エンジニアを目指す人にとっては追い風と言えるでしょう。

しかし、各自動車メーカーが求めているのは即戦力や既に素養のある人が多く、未経験者・初中級者にはまだまだ狭き門であることは間違いありません。

今後も需要は根強いことが予想されるため、まずしっかりと経験を積んで地力をつけていくことが良いでしょう。

弊社では私を含め、組み込みエンジニア講師が常駐し、未経験者への研修制度を充実させ、さまざまな業界へ、技術アウトソーシング(*)を行っています。

未経験から組み込みエンジニアを目指す方に、ぜひ一度弊社の研修制度を見ていただきたいと思っています!ぜひ弊社自慢の研修制度をご覧になってみてください。

イメージ

AUTOSAR(オートザー)とは?

AUTOSAR(オートザー)は、「AUTomotive Open System Architecture」の略称で、自動車業界のグローバル開発パートナーシップのことです。欧州自動車メーカーが中心となって2003年に発足し、企業の垣根を越えて、自動車の制御ソフトウェアの標準化活動を行っています。2021年時点で参画企業は317社。そのうち、設立時から活動を支えているコアパートナーが9社です。コアパートナー以外の企業には、5つの会員ランクがあります。

また、AUTOSARは車載ソフトウェア共通化を実現するための「プラットフォームの仕様名称」としても使われています。

自動車に搭載される機能は年々高度化しており、それを実現するためのソフトウェアの開発規模も拡大傾向です。標準化を進めることで、業界全体として開発コストの削減が期待されています。

AUTOSAR
について詳しく

アテックで実力を伸ばす自動車組み込みエンジニアにインタビュー

20代

株式会社アテック:廣瀬さん(22歳)
廣瀬さん写真

高専を卒業し、車が好きで車に携わる仕事として、自動車ソフトウェアエンジニアを目指す

AUTOSAR事業に惹かれ、株式会社アテックに入社。入社2年目ではあるが、若手のエース社員。

20代の現役組み込みエンジニアの
インタビューを見る

30代

株式会社アテック:山本さん(34歳)
山本さん写真

自動車部品メーカー→アパレル→自動車ソフトウェアエンジニアという経歴。

子どもの頃からモノづくりが好きで、やりたいことを追求しながらも、自動車エンジニアという仕事に再度戻ってくる。

新しいことにチャレンジすることが得意で、社内でも新しい技術や新しい開発において、まず名前が上がるスキルの高いエンジニア。

30代の現役組み込みエンジニアの
インタビューを見る

40代

株式会社アテック:内藤さん(43歳)
内藤さん写真

調理→工場で働く中、一念発起し、エンジニアを志し、職業訓練校で汎用性の高いC言語を学ぶ。

職業訓練校からの紹介で、28歳の時に株式会社アテックに入社。

今では上流工程に関わり、技術営業職としてお客様と折衝し、開発案件を受託する社内でも新しい役割を開拓中。

未経験で業界に入られた
40代の現役組み込みエンジニアの
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