身につけたいスキル
IoTやAIの進化に伴い、需要が拡大する組み込みエンジニア。
そんな需要ある組み込みエンジニアという職業は、どんなスキルが必要なのでしょうか?
このページでは、未経験から組み込みエンジニアを育て、さまざまな業界の組み込みソフトウェア開発に携わる株式会社アテックの研修講師、片桐さんに組み込みエンジニアに向いている人を伺いました。
開発言語
プログラミング言語を知らずして、エンジニアになることはできません。
まずプログラミング言語を覚えることは、必須のスキルとなります。
このときに何を学べばいいのか?と思う人もいるかもしれません。
選ぶべき言語は、自分がどのようなソフトウェアエンジニア、組み込みエンジニアになりたいか?によっても変わってきます。
最終的には複数の言語を学ぶべきとは思いますが、初心者のうちは1つの言語に集中することをおすすめします。
個人的には、多くのプログラミング言語にも汎用性があり、業界問わず利用される「C言語」をおすすめしたいと思います。
ハードウェア関連スキル
組み込みシステムの開発環境では、ハードウェアを理解しているかも重要な要素になります。
特に回路図面を読めるか?という点がエンジニアとして重宝されるか?の分かれ目にもなります。
マイコンやOSとの繋がりも学習することで、開発全体の流れや機能を理解することにもつながります。
ソフトウェア関連スキル
ハードウェアに関連して、ソフトとウェアの知識・スキルも重要です。
スタートアップルーチンなど、組み込みエンジニアがよく使うソフトウェアについても学習しておくとよいです。
ヒューマンスキル
エンジニアと聞くと、一人で黙々と仕事をこなすイメージを持つ方も少なくないのではないでしょうか?しかし、実際には多くの人と協力しながら開発を進めます。
経験を積み、上流工程に関わるようになれば、クライアントに開発内容を説明するなど、同僚だけでなくクライアントとコミュニケーションを取る機会もあります。
そのため、周りと協力しながら仕事を進められる、クライアントとの折衝など、対外問わずコミュニケーション能力が求められます。