将来性
IoTやAIの進化に伴い、需要が拡大する組み込みエンジニア。
そんな需要ある組み込みエンジニアという職業は、どんな人が向いているのでしょうか?
このページでは、未経験から組み込みエンジニアを育て、さまざまな業界の組み込みソフトウェア開発に携わる株式会社アテックの研修講師、片桐さんに組み込みエンジニアに向いている人を伺いました。
組み込みエンジニアは今後一層の需要の拡大が見込まれる
まず、組み込みエンジニアの需要は拡大しています。
進化が著しい技術を製品に搭載するにあたり、組み込みソフトウェア、制御システムが重要だからです。
どういった新技術・業界において組み込みエンジニアが求められているかを紹介します。
IoT
IoTは「Internet of Things」の略で、産業機器から家電まで、モノがインターネットにつながり、状況に応じて動作を実行する技術。
IoTの進化・浸透により、遠隔操作や状況に合わせて機器が稼働するといった製品が増えてきています。
インターネットを通じてスイッチをつけることができる家電などが増えてきていますが、これもIoT技術を用いた家電です。
IoTはそれぞれの機器に搭載されるセンサーが重要で、そのセンサーに機器が動作するために組み込まれたコンピュータで制御します。
センサーと機器の動作をつなぐのが、制御システムで、その制御システムのプログラムを作るのが組み込みエンジニアです。
IoT技術で進化する家電業界と
組み込みエンジニアの関係性を
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IoMT
IoTと基本的には同じ内容ではありますが、IoMTは「Internet of Medical Things」の略。
医療機器とITシステムをコンピューターネットワークを通じてつなぐ技術です。
医療機器にWi-FiやBluetoothが備わることで、医療情報と医療機器をつなぎ、さまざまな医療データを収集し、新しい治療方法や医学的知見を得られると言われています。
IoT同様に、制御システムが重要となり、ここでも組み込みエンジニアが求められます。
医療機器業界で普及の進む
IoMTと組み込みエンジニアの
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CASE
CASEは自動車業界で使われている用語で、
C…Connected(コネクティッド)
A…Automated/Autonomous(自動運転)
S…Shared & Service(シェアリング)
E…Electrification(電動化)
の頭文字を取った用語です。
自動車を造るには、多種多様な制御システムが組み込む必要があります。
そして、このCASEが関わる新しい自動車には、この制御システムが従来以上に必要となってきます。
そのため、いま自動車業界においても組み込みエンジニアの需要が拡大しています。
100年に1度の大変革「CASE」で
自動車業界と
需要の拡大する
組み込みエンジニア
(ソフトウェアエンジニア)
の関係性をもっと詳しく