アセンブラ
アセンブラとは
アセンブラはアセンブリ言語やアセンブリと呼ばれることもあります。
アセンブラは、機械語に近いプログラミング言語と呼ばれており、有名なC言語はアセンブラをより人間でも読みやすいように発展させた言語と言われています。
処理速度が速く、コンピューターの内部的な処理まで操作できるといった共通部分もあり、C言語と同様の業界で使われることも多いです。
アセンブラのできること
組み込みソフト開発
アセンブラは、組み込みソフトを制御するプログラムを開発することが可能です。
組み込みソフトとは、簡単に言うと「産業機器や家電製品などの電子制御の仕組み」です。
内部のメモリに書き込まれたプログラムに従い、家電製品や産業機械を正しく動作させるもの。
ソフトウェア開発
アセンブラはソフトウェア開発にも利用されることがあります。
ソフトウェアとは、コンピューターに何をすべきかを指示するプログラム。
前述の組み込みソフトもソフトウェアの一つです。
アセンブラのメリット
メモリやCPU関連にも詳しくなれる
アセンブラは、CPUやメモリがどうなっているのかを把握しなければ、コーディングできません。
他言語と比べても、メモリ節約のテクニックを学ぶことができ、アプリやシステムの処理を少しでも早くしたい。というニーズに対応ができます。
バグや不具合などを見つける力がつく
アセンブラは、コードが長い傾向があり、問題個所を特定するには工夫が必要となります。
その工夫は他言語の問題発見にも活かされる知識であり、他高水準言語の不具合の修正の際にも活きます。
アセンブラのデメリット
難易度が高い
前述のとおり、アセンブラは機械語に近く、ソースコードが長くなる傾向があります。
CPUやメモリの操作などもあり、ソースコード1文は読めても、全体理解のためにはハードウェアの知識が必要となり、言語の学習と合わせてCPU、ハードウェア構造の理解も必要なため、難易度が高くなります。
アセンブラと他言語の違い
前述のとおり、アセンブラは機械語に近いプログラミング言語です。
言語の歴史において重要な言語であり、コンピューターを理解し、よりプログラミングを理解し、スキルを上げたい場合はぜひ学びたい言語でもあります。
アセンブラがエンジニアにおすすめな理由
組み込みソフトウェア開発などでは、今も使われることのあるアセンブラ。
より深いコンピューター理解が求められるため、より自分のスキルを高めたいという方におすすめの言語と言えます。
しかし、習得が難しい言語であることも確か。
当サイトでは、未経験から研修を行い、組み込みエンジニアを育てる仕組みを構築している自動車の組み込みソフトウェア開発を中心に事業を行う株式会社アテックの研修講師に「言語の勉強方法」を伺いました。
ぜひ参考にしてください。