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組み込みエンジニアの仕事はきつい?

未経験から
組み込みエンジニアになるには?

組み込みエンジニアは「きつい」というイメージを持たれることがあります。こちらの記事では、なぜそのようなイメージを持たれているのかについてや、組み込みエンジニアの将来性などについてまとめています。

組み込みエンジニアがきついと思われる理由

人手不足

IT業界の特徴として、慢性的な人手不足が続いている点が挙げられます。それは組み込みエンジニアも例外ではなく、人手不足のために業務量が多くなってしまい、忙しい状況が続いているといえます。

組み込みエンジニアが人手不足となっているのは、さまざまな原因が考えられます。例えば、組み込みエンジニアには非常に幅広い技術と知識が必要とされることから、誰でも簡単にできる仕事ではない点や、IoT技術やAIの急速な発展によって、需要が高まっている点などが理由として考えられます。

このような状況が続くと、ひとりひとりの技術者に対する責任が大きくなっていく可能性があるといえるでしょう。

残業が多い

上記でご紹介した通り、組み込みエンジニアは人手が足りない状況となっています。そのため、残業が発生しやすい職場が多い点も、組み込みエンジニアの仕事がきついと思われている理由のひとつといえるでしょう。

また、仕事には納期があるので、納期に間に合いそうにない場合には、残業して作業を進めなければならない可能性があります。そういったケースにおいて、バグやエラーといった問題が発生してスムーズに進めるのが難しい場合には、さらに残業が増えてしまうこともあるでしょう。

ただし、納期が差し迫っている場合に残業が発生するのは組み込みエンジニアに限ったことではありません。毎日長時間残業をしているわけではなく、他の仕事と同じように忙しい時に残業が発生することがある、と考えておくと良いでしょう。

求められるスキルが多い

組み込みエンジニアの仕事を行う上では、さまざまな知識が必要とされます。例えばプログラミング言語を習得することが必要ですし、ハードウェアやOS、ネットワークなどの知識も必要となってきます。さらに、ITに関する分野は日々技術が進歩しており、IoTの需要も高まってきている状況があるので、勉強しなければならないことも多くあるでしょう。

また、組み込みの分野において主流となっているのは「C言語」や「アセンブリ言語」など比較的古い言語ですが、未経験者がプログラミング言語を学ぼうとした時には、文法がシンプルで近年人気を集めているPythonやRubyなどの「軽量言語」を選ぶケースが多いといわれています。この点も、前述した組み込みエンジニアが不足してしまう原因のひとつと考えられています。

未経験から育成できる企業が少ない

組み込みエンジニアは、幅広い知識と高い技術が必要となる職業です。そのため、未経験者を一から育成できる企業が少ないと言われています。

もし、未経験者を組み込みエンジニアとして育成しようとしたとしても、実際に現場で活躍できるレベルに到達するまでに時間がかかりすぎてしまったり、そもそもその企業に人材育成に必要なマネジメント体制がなかったり、といった課題があります。

また、未経験から募集している企業があったとしても、実際に活躍できるようになるまでには、相応の勉強量が求められます。このような面から、ある程度のプログラミングスキルやITなどに関する知識を持っている方が有利に働くことが多いと考えられます。

組み込みエンジニアの将来性

組み込みエンジニアを目指す上では、将来性が気になるところです。結論からいうと、組み込みエンジニアの将来性は高いといえるでしょう。

組み込みエンジニアは慢性的な人手不足であることから、現在第一線で活躍しているのは50代のエンジニアが多いといわれています。そのため、20代から40代の組み込みエンジニアは、多くの企業で重宝される傾向があると考えられます。

また、技術の進歩によりIoTやAIの需要もどんどん高まってきています。例えばIoTはエアコンや掃除機、冷蔵庫などの家電にも多く導入されていますし、AIもさまざまなところで取り入れられています。このような分野で活躍できる組み込みエンジニアは価値の高い人材と考えられるため、非常に需要の多い職業であるといえます。

組み込みエンジニアのやりがい

組み込みエンジニアは、主に「人手不足」や「求められる技術や知識が多い」「残業が発生する」といった理由から大変そうなイメージが持たれていると考えられます。

しかし、記事でもご紹介したように、現在はIoTやAIなどさまざまな技術が発展している状況です。日に日に技術が進歩しているため、組み込みエンジニアの需要は高く、将来性も高いと考えられます。技術や知識を身につけることによって、大手メーカーへの就職や転職できる可能性も考えられますし、業務を行う中で豊富な知識を身につけられるので、Webエンジニアやアプリケーションエンジニアなどさまざまなキャリアパスが考えられる点も組み込みエンジニアの魅力といえるでしょう。

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