C言語
C言語とは
C言語は、1972年に作られた言語で、今日使われているプログラミング言語の中でも、古くから使われているものの1つ。
古い言語ではありますが、今も広く使われており、世界中でよく使われているプログラミング言語とも言われています。
メジャー言語かつ、他言語の習得にもメリットがあることから、プログラミング言語を学ぶにあたり、まず最初にC言語を選ぶ人も多くいます。
C言語のできること
組み込みソフト開発
C言語では、組み込みソフトを制御するプログラムを開発することが可能です。
組み込みソフトとは、内部のメモリに書き込まれたプログラムに従い、家電製品や産業機械を正しく動作させるもの。
簡単に言うと「産業機器や家電製品などの電子制御の仕組み」です。
ソフトウェア開発
C言語は処理速度が高速で、大規模なソフトウェアの開発にも利用されることがあります。
ソフトウェアとは、コンピューターに何をすべきかを指示するプログラム。
普段使用しているWindowsのソフトなど、身近なソフトウェアにもC言語で作られたものもあります。
前述の組み込みソフトもソフトウェアの一つです。
OS開発
システムの根幹部分の開発にも優れるC言語は、OSの開発にも利用されています。
OSとは、コンピューター全体を制御して、ユーザーが使いやすくするためのシステム。
ソフトウェアとハードウェアをつなぎ、コンピューター上で操作した内容をそれぞれのソフトに伝えるなど、ユーザーがソフトウェアを使う際の重要な役割を担っています。
ロボット開発
近年さまざまな業界でロボット活用が進められていますが、C言語は、ロボット開発においても重宝されています。
ただし、ロボット開発においては、プログラムの正確性が重視されるため、高レベルなプログラミングスキルが必要となります。
C言語を習得するメリット
汎用性が高い
前述のとおり、C言語は多くの開発現場で使用されており、習得することでさまざまな分野・業界で活躍できます。
習得の難易度は決して低くはないですが、習得することで幅広い案件に携われることはメリットと言えるでしょう。
他言語の理解がしやすくなる
C言語は「C++」や「C#」のように発展したプログラミング言語も数多くあり、C言語を学ぶことで他言語も学びやすくなると言われています。
情報系の大学などでもC言語での開発を最初に学ぶことも多く、エンジニアの基礎力としてC言語を学ぶことは、今後のキャリアにも大きくプラスになると考えられます。
C言語のデメリット
学習難易度は高め
C言語は、学習難易度が高いことで知られています。
メモリやCPUの仕組みまで理解をしないと使いこなすことが難しいなど、学習する際に学ぶべき領域が広いことから、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
C言語と他言語の違い
C言語はスピード・効率性を重視して開発された言語のため、他言語と比べても高速で処理を行えると言われています。
汎用性が高い言語ではあるものの、JavaやC++では自動で行える処理も手動でコーディングする必要があるなど、難しさも伴う言語です。
C言語がエンジニアにおすすめな理由
幅広い業界・システムで利用され、他言語習得をしやすくなるという観点から、まずC言語を学ぶことは、エンジニアにとっておすすめと言えます。
エンジニアとして、たくさんの案件に携わりたい!と思っている方はぜひ勉強を始めてみてください。
当サイトでは、未経験から研修を行い、組み込みエンジニアを育てる仕組みを構築している自動車の組み込みソフトウェア開発を中心に事業を行う株式会社アテックの研修講師に「言語の勉強方法」を伺いました。ぜひ参考にしてください。