電機・家電
IoTという言葉を日常生活の中で聞いたことがある人も多くなってきたのではないでしょうか?
インターネットと家電などの機械がつながり、より便利な機能を備えたIoT製品。
そのIoT製品を作るにあたり、組み込みエンジニアが果たす役割は大きく、業界で組み込みエンジニアの需要は拡大しています。
そもそもIoTとは
IoTは「Internet of Things」の略で、産業機器から家電まで、モノがインターネットにつながり、状況に応じて動作を実行する技術。
IoTの進化・浸透により、遠隔操作や状況に合わせて機器が稼働するといった製品が増えてきています。
インターネットを通じてスイッチをつけることができる家電などが増えてきていますが、これもIoT技術を用いた家電です。
IoTの活用事例
スマホで家電を操作し、外出先からも動かせる
Panasonicが提供するIoT技術を搭載した洗濯機は、洗濯物を入れて遠隔ボタンを押しておけば、専用アプリを利用して、外出先からでも洗濯機の操作が可能。
帰宅時間に合わせて、洗濯終了時間の変更をしたり、洗濯コースを選ぶことができたり、洗剤や柔軟剤も定量を自動で投入することができます。
洗剤・柔軟剤の残量が少なくなったら、自動でオンライン購入する機能もあります。
情報参照元:Panasonic公式HP(https://panasonic.jp/life/housework/100077.html#section01)
世界各地の工場をつなぎ、生産性を向上する
産業用IoTプラットフォーム
株式会社デンソーでは、2019年10月から世界130か所の工場をIoT技術でつなぐ「Factory-IoTプラットフォーム」の運用を開始しました。
Factory-IoTプラットフォームは、設備や人、さまざまなデバイスから出力されたデータを格納し、その情報を利用して改善プロセスの共有、人材育成に活用しています。
当初は見える化と通知情報を提供していましたが、工場側から改善要望が出て、データ項目の追加やデータ統合などさまざまな要望に応えつつ、今も進化を続けています。
情報参照元:logmitech(https://logmi.jp/tech/articles/322269)
IoTと組み込みエンジニアの関係性
IoTはそれぞれの機器に搭載されるセンサーが重要で、そのセンサーを機器が動作するために組み込まれたコンピュータで制御します。
センサーと機器の動作をつなぐのが制御システムで、その制御システムのプログラムを作るのが組み込みエンジニアです。
IoT製品は既に、私たちの生活の中でも利用するシーンが増えてきています。そして、今もなお進化を続けています。
今後も需要が拡大するであろうIoT市場で、スキルがある組み込みエンジニアは重宝されるでしょう。