Java
Javaとは
Javaは、オブジェクト指向で、主としてC、C++を基礎とした言語です。
「write once, run anywhere(一度書けばどこでも実行できる)」という理念があり、マルチプラットフォームな汎用言語として、さまざまな開発現場で利用されています。
エンジニアからも非常に高いシェア率を誇り、人気の言語です。
Javaのできること
組み込みソフト開発
Javaの性能が向上していることから、組み込みソフトにもJavaが利用される機会が増えてきています。
組み込みソフトとは、内部のメモリに書き込まれたプログラムに従い、家電製品や産業機械を正しく動作させるもの。
簡単に言うと「産業機器や家電製品などの電子制御の仕組み」です。
リアルタイム性が問われる組み込みソフトにおいて、Javaのメモリーを多く消費し、動作が比較的遅いことなどもあり、あまり使用されてきませんでした。
近年のJavaの性能向上により、CPU性能やメモリー搭載量も向上し、使用される機会が増えてきています。
ソフトウェア開発
Javaは、コンピュータ環境に関係なく動作できるため、ソフトウェア開発にて重宝されています。
ソフトウェアとは、コンピューターに何をすべきかを指示するプログラム。
前述の組み込みソフトもソフトウェアの一つです。
ソフトウェアの動作にはOSが大きく関わり、他の言語であればOSごとにプログラム開発をする必要があり、Javaのマルチプラットフォーム性が重宝されます。
アプリ開発
Javaは、Webアプリ、PCアプリ、Androidアプリなど様々なアプリ開発で利用されています。
Androidアプリ開発では、Javaが多く利用されており、条件さえ満たすことができれば、自作アプリをGooglePlayストアに公開することもできます。
ゲーム開発
有名なゲームなどにもJavaで作成されたものがあります。
主にPCゲームにて利用されており、マウスや指などで操作できる画面から入力したことに対してプログラムを応答させるなどの機能でゲームを作成します。
デザイン性の高いゲームなどは、UnityやC#の方が適しているとも言われています。
Javaのメリット
オブジェクト指向のプログラミング基礎を学べる
Javaは実行環境をインストールすれば、コンピュータ側の環境を問わずに動かすことができます。
そのため、自学を行うハードルが低く、オブジェクト指向の言語の基礎を学ぶのに適した言語だと言えます。
Javaを習得することで、PythonやRuby、C#といったオブジェクト指向言語の習得がしやすくなります。
汎用性が高い
Javaはプラットフォームに関わらず、さまざまなOSで動作をさせることができる汎用性の高い言語。
そのため、Javaを習得すれば、さまざまな業界の案件に携わることができるようになります。
大規模開発などに使われることもありますので、規模の大きいプロジェクトへ参画できる可能性も高くなります。
Javaのデメリット
初心者には難しい
他の言語と比べて、Javaはルールが多く、エラーの検出がしづらく、対処が難しいことからも初心者には難しいと言えます。
習得すれば便利に扱える言語ではありますので、自主学習だけで頑張るのではなく、学べる環境を見つけることが重要であると思います。
Javaと他言語の違い
Javaは非常に汎用性が高く、様々な業界で使えます。
そのため、Javaではこれはできず、他言語でこれはできる。
ということは非常に少ない言語でもあります。
Javaがエンジニアにおすすめな理由
幅広い業界・システムで利用されるJavaを学ぶことは、エンジニアにとってメリットがあります。
しかし、習得難易度が高いのが難点でもあります。
当サイトでは、未経験から研修を行い、組み込みエンジニアを育てる仕組みを構築している自動車の組み込みソフトウェア開発を中心に事業を行う株式会社アテックの研修講師に「言語の勉強方法」を伺いました。
ぜひ参考にしてください。